くりや

和漢膳を中心に、人それぞれの体質におすすめのレシピを紹介します。

唐突に衝突 稲葉浩志にハマって革命が起きた。

数少ない趣味である音楽鑑賞(クラッシックにハマれるほどの耳は持っていない)、しかし最近持っているCDも若干聞き飽きた。

好きだったバンドは解散して長く、新曲は期待出来そうにない。

歌のジャンルは問わない。

民族っぽいものも民謡っぽいものもジャズもラテンもバラードもロックもブラックミュージックも好き。

 

しかし問題がある。

歌詞を読んで納得できなければハマれない。

 

音楽がどれだけ素晴らしくても歌詞がダメならさっぱり聞けなくなるほどの歌詞重視派。性格診断で歌詞派かメロディー派か、というのがあった気がするけど結果は忘れた。

 

藤井風さんはとても気になるけど「今」というより十年後二十年後が楽しみな方。

勝手に期待している。きっといい男になるだろう。ほんま勝手な期待。

 

 歌に関しては超偏食家な私が好きな男性歌手といえば山崎まさよしさん、Mr.ジェーソン・ムラーズ、王力宏先生。

上記の方々のCDはけっこう聴いて、今は寝かせる時期に入ってしまったため新鮮に楽しめない。

ちなみに女性ならGARNET CROW。最愛。

クセがすごいな。

セロリもミョウガも好きなくせにパクチーは苦手な舌と耳。なぜなんだ。

育ってきた環境が違うからか。

 

ビブラートうんぬんってあるけど、個人的にはビブラートは重視してない。

まっすぐ伸ばした方が気持ちよく聴けるものも多いはず。

技術ちゃうねん、歌はソウルやん……???

歌の内容と歌い方が合ってなきゃダメやん?

ビブラートがハマる歌の場合はそりゃええよ。

ただやりゃあええってもんじゃないよね、というだけの話。

そして脱力系の歌い方より力強い素直な歌い方の方が好きだったりする。

楽器なら太鼓が好きだし。ヴァイオリンよりヴィオラヴィオラよりチェロみたいな。

低くて体にどーんと響くものが好き。

これらはただの好き嫌いの話である。

ええねん、娯楽は好き嫌いでええねん。

私が好きなものを嫌う人がおってもええねん。

私がそれを好きならそれでええねん。(ウ〇フルズか)

 

あと流行はさっぱりわからない。

百均やスーパーの衣料品コーナーで有線聴いてるはずなのに……私の耳が老化してるのか。

イナメナイ(´;ω;`)

 

というわけで新しい歌手さんを探そう、とひそかに意気込んでいた時、車に乗っていたらラジオで今夜月の見える丘にが流れ始めた。


B'z / 今夜月の見える丘に

B'zといえばコナン君が始まったころ子供だった私からすればすでにトップシンガーという印象しかなく、ようするにとっつきにくいと思っていたのだ。

その他はショーケンが主演の医療ドラマ(母親がハマっていたドラマ)の主題歌の人、ロック、スポーツ……という断片的な情報しか持っていない。

 

今夜月の見える丘に」はドラマの主題歌だけど、そのドラマは見てない。

有線やラジオなどで聴く程度だったが、ずっと心に残る歌だった。

歌詞も良いし、メロディーも良い。

けっこうラブラブっぽい歌詞の内容なのにも関わらず、彼は埋めきれない溝に悩む、彼女は本心をさらすことに怖さを感じている、という歌にも聞こえる。

切ないが愛情深い。だからすれ違うのか。

ちがうか。

まあ解釈は人それぞれだし、歌詞を書いた本人・稲葉さんではないから本当のところはわからない。

だからこそ妄想・想像できる面白さがあるような。

 

とにかくその歌が流れた時、「めっちゃ聴きたい」となり、中古ですが、CDを購入。

ヘッドフォンでしっかり聴くのは初めてだが、感じたことは

「一音一音、一言一言、一文字一文字がとても丁寧」。

すごい真面目な人!

あと歌声がすんごい力強い。

こんなん聴いたことない!歌うますぎて意味不明。

 

ちなみに松本さんのギターはちゃんとCD、ヘッドフォンで聴いたことがある。

ガネクロのゆりっぺが松本さんプロデュースのカバーアルバムで歌っており、それ目当てでCDを買っていたから。中村由利「私は風」。倉木麻衣のイミテイション・ゴールドのカップリング)

まあ音が違う。

ギターは無機物だが、擬人化しないで感想を言えないくらい。

松本さんがギターを弾いてるというより、ギターが松本さんに弾かれにいってるように聞こえる。

 

筆や刀のように、その道具はその道具が流れたい方向に流してやらないと筋がブレるというのがある。

農具や工具で振り下ろす系のものは、振り下ろすのではなく、ふり「落とす」ようにおろすのが良い、みたいな。

道具をよく知ることが大事。

私の場合、毛筆をやる時は筆は中くらいの毛の長さ、コシがあるもの、力を込めて止め、跳ね、払いが出来るものが好み。

柔らかい筆だと墨がにじんで字を潰してしまい、短すぎると毛先がばらけて墨がかすれるため。

力を入れるのが好きなので、筆を選んでしまう。

どんな筆でも使えるのがそりゃええが、そこまでの達人だったら書家になるわ。

 

それと似ている。

このギターが鳴りたいように弾いてやっているように聞こえる。

だからか音が非常に粒だって、立体的で、伸び伸びしていて、活き活きしているように聞こえる。

ギターに女の子の精霊でもついてるんでは……と思ってしまう。

その子はきっと松本さんにベタ惚れなのだ……。

 

 さてB'zはさっぱり知らない。

そこでおすすめはあるだろうか、と検索してみたところ、これが良いとユーチューブは出してくる。


稲葉浩志 / O.NO.RE

これはB'zじゃなくて稲葉さんのソロだけど、これが大変だった。

王さん以来の二度目の衝撃である。

 

すごすぎて意味不明。

語彙力が死んだ。

しばらくテンションがおかしくなった。

 

歌詞がすんごい素晴らしい。

 

”限界値を設定して型にはまってほっとしてる”

”オノレを知れ そんで強くなれ”

”自分を受け入れられないままでどこにいってもまた辛くなるよ”

”覚悟きめりゃええ”

岡山弁かと思われ。

関西人なら馴染みある「ええ」が多いので聴いてて心地良い。 

 

シンプルで素直な言葉だが、本気で生きてきた人じゃなきゃこんなこと言えない。

本気で生きてきた人じゃなきゃ出てこない言葉だ。

それを押しつける風でもないのに、自分のこととして受け止められる。

そして説得力しかない歌唱力とパフォーマンスと音楽センス。

簡単で素直な言葉でちゃんとしたことを伝えられるっていうのはすごいなぁ。

尊敬する……。その語彙力下さい。いやこれは人間性の問題か。

道のり遠。(;'∀')

 

歌上手いなーって思う人でも胸から腹から、というのは感じるけど、頭のてっぺんからつま先まで全部使って、と感じたことは今までなかった。

稲葉さんはその全部を使って歌っているという風に感じる。

歌を本格的にやったことがないので発声とか語れないけど、だから感じる程度でしか言えんけど、(ギターもそう。触ったことすらない)「自分の体は楽器」なんだなあ、と。

その仕事に対する情熱というか、丁寧で緻密な計算(いい意味の)というか、真摯に向き合う姿になんか背筋が伸びる。

努力を惜しまないところにトップたりうるゆえんしか感じない。

  

困ったのは夜寝る前、ルーティーンがあったが、それが吹っ飛んでしまった。

今まで必要だったものが不要になったのである。

唐突すぎる。

唐突すぎて心の準備が……!

でもそのルーティーンをもっかいやるには気持ち的に受け入れられなくなった。

わずか4分ほどで数年続いた習慣がひっくり返る。

どうなってるん……。

 

この歌にハマったので収録されているCDを購入。

Touchや炎など非常に雰囲気のある重い感じの曲もあれば、突き抜ける勢いのある曲もあってなんというかお腹いっぱい。贅沢だわ。

 

「あなたを呼ぶ声は風にさらわれて」の

”愛されてたのに見過ごして 今更手を伸ばしても”

”後ろに進めぬ人生のルール ならもう一回出会おう”

という歌詞。

この「気づき」は痛いけど大切だよな。気づかずに通り過ぎている可能性はあるから、ちょっと自分の胸に手をあてて聴いておきたい部分。

心臓が痛い痛い。(´;ω;`)身に覚えが……。

 

「炎」の ”何も持たず 誰にもならないで ここまでおいでよ”

って歌詞もすごい。

実際に言われた一言なのか、稲葉さんご自身から出た一言なのかはわからないものの、刺さる言葉だなぁ。

仮面つけて武装してことにあたるのは気楽だが、生身の自分でいるのは場合によっては傷だらけ。

それでも相手(あるいは自分自身)そのものを見つめる、受け止めるっていう覚悟の重さよ。

 

 

ちなみにB’zにはまっています、と言えるほどB’zは聴けていない。今のところ稲葉さんのソロを中心に聴いている段階。

今夜月の見える丘に」や「HOME」は好きなので、余裕が出来たらB’zも聴きたいところ。

あんな活き活きしたギターの音は他では聴けないので、楽しみ。

 

 

 

というわけでけっこう前の音楽に今更ハマる、というお話でした。

人生はベストなタイミングでベストな物事が入ってくる、とよく言いますが、これが正しくそうだったんだろうな、としか思えません。

今より若いころに聴いて、感動出来たかどうかは微妙ですもん。

 

男性女性それぞれの感性観点から素直に「かっこええ」と思える稀有な存在。

ちょっと何かに圧倒されたい方や、なんかエネルギー欲しい方も、この駄文でちょっとでも興味出たわという方もぜひ動画をご覧になってください。

 

ではでは。